私はのんちゃん Part.3


3−2

 中島はおにぎりを2個、ノンちゃんはお菓子を買ってコンビニを出た。
中島は相変わらず自転車通学だが、ノンちゃんは日曜の部活の
時はこれ以上疲れたくないので、バス通にしている。
したがって、そんなに2人になっている距離はない。
しかし、ノンちゃんは中島にかわいいと言われたのがうれしくて、
できれば長く一緒にいたかった。
ノンちゃんは、自転車に乗ろうとしていた
中島にこんな話をもちかけた。
「先輩って、東西線なんですか。」
「ああ、そうだけど。それがどうかしたの。」
「じゃあ、この間、私をわざわざ舞浜駅まで
乗せてってくれたんですか。」

中島は少し照れながら答えた。
「う、うん。まあな。」
「それじゃあ、今日は私が浦安駅まで一緒に行きます。
別に東西線でも帰れますから。」

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