私はのんちゃん Part.3
中島はおにぎりを2個、ノンちゃんはお菓子を買ってコンビニを出た。 中島は相変わらず自転車通学だが、ノンちゃんは日曜の部活の 時はこれ以上疲れたくないので、バス通にしている。 したがって、そんなに2人になっている距離はない。 しかし、ノンちゃんは中島にかわいいと言われたのがうれしくて、 できれば長く一緒にいたかった。 ノンちゃんは、自転車に乗ろうとしていた 中島にこんな話をもちかけた。 「先輩って、東西線なんですか。」 「ああ、そうだけど。それがどうかしたの。」 「じゃあ、この間、私をわざわざ舞浜駅まで 乗せてってくれたんですか。」 中島は少し照れながら答えた。 「う、うん。まあな。」 「それじゃあ、今日は私が浦安駅まで一緒に行きます。 別に東西線でも帰れますから。」 |