■ Hello School 社会科 地理(ハロ地理) No.17日本の機械工業 ■ 
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解説ページで勉強したら、白地図テストや標準問題も解いて知識を定着させてね♪
1.日本の自動車産業
日本の自動車
生産は1960年
代から国内を
中心に、1970
年代から国内
とアメリカ向け
を中心に輸出
が増加した。

このため、アメ
リカの自動車
産業が不振と
なり、アメリカ
と日本との間
貿易摩擦
引き起こした。

この貿易摩擦
を解消するため
に、日本は輸出
制限のほかに、
アメリカを中心
現地生産
進め、1985年
以降からの現地
生産は増加する
ことになる。
世界の自動車生産
白地図テスト
日本の自動車生産と輸出・海外生産の変化
1台の自動車には鉄、ゴム、プラスチックなど約2〜3万点の部品が使用され、80万人以上の人が自動車
の生産にたずさわっている。このため、自動車産業が日本の経済に与える影響は大きい。
自動車ができるまで
日本の主な自動車工場
神奈川県、静岡県、愛知県に集中しているが、
内陸部にも工場が立地している。
白地図テスト
 
2.日本の造船業
日本は戦争によって造船技術を向上
させ、戦後の復興も早く、世界第1位
の造船国になった。

1970年代の石油ショックにより、石油
タンカーを中心に造船業は大きく不振
となり、80年代になると、韓国が造船
技術と安い人件費の条件によって、
日本と競争することになる。

90年代に入ると、世界の貿易が活発
となり、造船量も増加している。

また、近年では中国の造船業が急成
長してきている。
世界の造船しゅん工
日本の主な造船業の都市
造船所は瀬戸内海沿岸や長崎県に多く立地
しており、大規模な造船所は太平洋ベルトに
集中している。
白地図テスト
 
3.日本の家電製品
1956年の経済白書に「もはや戦後ではない」と言われ、日本の経済は復興していった。その中で、
国民は白黒テレビ、電気冷蔵庫、電気洗濯機の3つの家電製品にあこがれ、「三種の神器」と呼ば
れた。

1960年代には、高度経済成長期に入り、国民はカラーテレビ、クーラー、自動車が売れ始め、この
3つの家電製品の頭文字がCで始まることから「3C」と呼ばれた。

1970年代に入ると、カラーテレビ、VTRを中心に、国内生産と輸出が増加し、1985年には輸出が最大
となった。

しかし、円高の影響により、企業は東南アジアなどで海外での現地生産を行なうようになり、1990年
代には逆にそれらの国々からの輸入が増加し、国内生産が減少して産業の空洞化が進むようになっ
た。

近年の国内メーカーは薄型テレビなどの高度な技術を必要とする製品に重点が置かれているもの
の、韓国との激しい競争になってきている。
家電製品の国内生産と海外生産
国内生産 海外生産
有機EL
 薄型テレビが国内、韓国との激しい競争の中、今までの液晶画面にかわる、高画質で薄型に加工できる製品。
 2005年に携帯電話で、2007年にテレビで実用化された。
 
4.日本の半導体・コンピュータ
半導体は1980年代の半ばに日本は世界の生産
の約半分を生産していた。

1990年代にはアメリカ、韓国が生産を拡大し、価
格競争になっている。


パソコンは1990年代にアメリカ企業が参入する
ようになると、価格が大幅に下がった。

インターネットの普及により、家庭にもパソコンが
広まっている。

パソコン市場はアメリカを中心に競争を行なって
いるが、生産は人件費の安い中国などに部品を
輸出して現地で生産している。このため、2000年
日本の電気機器・電子工業の都市
白地図テスト
頃からは中国の生産が伸び、現在では世界のパソコンの8割以上が中国で生産されている。

世界のパソコンの生産
標準問題
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