■ Hello School 算数 周期算・規則性 ■
インターネット上で受験算数の一通りの基本的解法をマスターしよう♪。 
例題1 ある規則にしたがって数字を並べました。次の□にあてはまる数を求めなさい。
(1)3、4、6、9、□、18、24、…

(2)2、3、6、11、□、27、38、…

(3)1、4、9、16、□、36、49、…

(4)3、6、12、24、□、96、192、…

(5)1、3、4、7、□、18、29、…
解説
(1) 1、2、3、…と増えていくので、9+4=13。
(2) 1、3、5、…と増えていくので、11+7=18。
(3) 1×1、2×2、3×3、…になっているので、5×5=25。
(4) 前の数の2倍になっているので、48。
(5) 3番目の4は2つ前の1と1つ前の3の和(1+3)、4番目の7は2つ前の3と
1つ前の4の和(3+4)になっているので、4+7=11。
解答 (1)13 (2)18 (3)25 (4)48 (5)11
 
例題2 3、4、5、4、3、3、4、5、4、3、3、4、5、…と並んだ数があります。48番目の数はいくつですか。
また、48番目までの数の和はいくつですか。
解説
[3、4、5、4、3]の5個で繰り返しになっているので、48番目の数は48÷5=9...3。
余りの3は5にあたる。
[3、4、5、4、3]の和は19。これが9個と余りの3+4+5=12を加えればよい。
19×9+12=183。
解答 48番目の数…5 48番目までの和…183
 
例題3 1から数字を右のように並べていきました。
8段目の数の和はいくつですか。
等差数列
1、4、7、10、…
のように3ずつ増えていく規則性を
等差数列という(3は公差という)。

等差数列のn番目の数は
はじめの数+公差×(n-1)

等差数列のn番目までの和は
(はじめの数+終わりの数)×n÷2
で求める。
解説
n段目の右はしはnまでの和になっているので、
7段目の右はしは1+2+…+7=(1+7)×7÷2=28。
7段目までの和は1+2+…+28=(1+28)×28÷2=406。
8段目の右はしは1+2+…+8=(1+8)×8÷2=36。
8段目までの和は1+2+…+36=(1+36)×36÷2=666。
8段目の数の和は666-406=260。
解答 260
 
例題4 奇数を数字を右のように並べていきました。
8段目の数の和はいくつですか。
n番目の奇数
n番目の奇数はn×2-1
で求める。
解説
7段目の右はしまでに数の個数は
1+2+…+7=(1+7)×7÷2=28個。
28番目の奇数の数は28×2-1=55。
7段目までの和は(1+55)×28÷2=784。
8段目の右はしまでに数の個数は
1+2+…+8=(1+8)×8÷2=36個。
36番目の奇数の数は36×2-1=71。
8段目までの和は(1+71)×36÷2=1296。
8段目の数の和は1296-784=512。
解答 512
 
例題5 偶数を数字を右のように並べていきました。
8段目までの数の和はいくつですか。
n番目の偶数
n番目の偶数はn×2
で求める。
解説
7段目の右はしまでに数の個数は
1+2+…+7=(1+7)×7÷2=28個。
28番目の偶数の数は28×2=56。
7段目までの和は(2+56)×28÷2=812。
8段目の右はしまでに数の個数は
1+2+…+8=(1+8)×8÷2=36個。
36番目の偶数の数は36×2=72。
8段目までの和は(2+72)×36÷2=1332。
8段目の数の和は1332-784=520。
解答 520
 
例題6 数字を右の図のように並べました。
(1)上から2段目、左から21番目の数はいくつですか。

(2)114は上から何番目、左から何番目ですか。
解説
(1) 公差が5の等差数列なので、21番目の数は2+5×(21-1)=102。
(2) 114÷5=22...4なので、上から4番目の列になる。
4+5×(n-1)=114からn=23になる。
解答 (1)102 (2)上から4番目 左から23番目
 
例題7 1本6cmの棒を使って、下の図のように正方形を作りながら並べていきます。
(1)正方形を12個つくるには、棒は何本必要ですか。

(2)全体の面積が1044cm2になるとき、棒は何本ありますか。

(3)220本の棒を使うと、正方形は何個できますか。
解説
(1) 最初の1個目の正方形は4本、2個目からは3本あれば作れるので、
12個の正方形を作るのに、4+3×11=37本必要となる。
(2) たての長さが6cmなので、横の長さは1044÷6=174cm。
横の1辺の棒の本数は174÷6=29本となる。
最初の1個目の正方形の4本を除くと28×3=84本、全部で4+84=88本
になる。
(3) 最初の正方形に4本使い、残りは3個あれば作れるので、
(220-4)÷3=72個。全部で1+72=73個になる。
解答 (1)37本 (2)88本 (3)73個
例題8 1辺が1cmの立方体を右の図のように6段まで積んであります。
(1)立方体はいくつありますか。

(2)表面積は何cm2ですか。
解説
(1) 1+4+9+16+25+36=91個。
(2) 上下は6×6×2=72cm2。側面は(1+2+3+4+5+6)×4=84cm2
全部で72+84=156cm2
解答 (1)91個 (2)156cm2
例題9 下の図のように、直線をどの2本の直線も必ず交わらせ、どの3本の直線も同じ点で
交わらせないようにしていきます。直線が12本の場合、交わる点は何個ですか。
解説
直線が2本の場合、交わる本数は直線が1本の直線の本数と交わる点の数の和
になる。直線が3本以降も同じなので、直線が12本の場合、下の表を作っていくと
66本になる。
直線の本数 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
交わる点の数 0 1 3 6 10 15 21 28 36 45 55 66
解答 66本
練習問題
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