■ Hello School 小倉百人一首 Part.8 ■
インターネットで百人一首をゲーム感覚で覚えられるよ♪
一般常識にも使えるかも…。 10個を覚えたらテストできるからね♪
テストの種類も2種類あって、
難しい方にもチャレンジしていこうね♪
ここで百人一首の知識を勉強しちゃおー♪
標準テスト(上の句→下の句)  応用テスト(下の句→上の句)
No.071-No.080
No.071  夕されば 門田の稲葉 おとづれて
 葦のまろやに 秋風ぞ吹く
大納言経信
夕されば 門田の稲葉 おとづれて  葦のまろやに 秋風ぞ吹く       大納言経信
夕方になると、門前の田の稲葉に音をたて、
芦でふいた小屋に秋風が吹きわたってくることだなぁ。
 
No.072  音にきく たかしの浜の あだ波は
 かけじや袖の ぬれもこそすれ
祐子内親王家紀伊
音にきく たかしの浜の あだ波は  かけじや袖の ぬれもこそすれ     祐子内親王家紀伊
うわさに聞く高師の浜のあだ波のような、名高い浮気者のあなたの情けは
うけまいと思う。結局は波にぬれるように、涙で袖をぬらすことになるだろうから。
 
No.073  高砂の をのへの桜 咲きにけり
 外山のかすみ 立たずもあらなむ
前権中納言匡房
高砂の をのへの桜 咲きにけり  外山のかすみ 立たずもあらなむ     前権中納言匡房
遠い峰のあたりに桜が咲いたよ。
近くの低い山のあたりにその眺めをさえぎる霞が立たないでほしい。
 
No.074  憂かりける 人を初瀬の 山おろしよ
 はげしかれとは 祈らぬものを
源俊頼朝臣
憂かりける 人を初瀬の 山おろしよ  はげしかれとは 祈らぬものを    源俊頼朝臣
私につらくあたった人を、私に優しくなってくれるようにと初瀬観音に祈ったのに、
その初瀬の山おろしの風が激しく吹くというのは、どういうことなのでしょう。
あの人が私に対してさらにつれなくなれとは祈らなかったはずなのに。
 
No.075  契りおきし させもが露を いのちにて
 あはれ今年の 秋もいぬめり
藤原基俊
契りおきし させもが露を いのちにて  あはれ今年の 秋もいぬめり   藤原基俊
させも草におく恵みの露のように、あなたが約束して下さった言葉を頼りにして、
わが子の引き立てを期待していましたが、ああ、今年の秋も空しく過ぎるようだ。
 
No.076  わたの原 こぎ出でてみれば 久方の
 雲ゐにまがふ 沖つ白波
法性寺入道前関白
わたの原 こぎ出でてみれば 久方の  雲ゐにまがふ 沖つ白波      法性寺入道前関白
海原に舟を漕ぎ出してみると、遠くの空に
雲と見まちがう沖の白波が見えるよ。
 
No.077  瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の
 われても末に あはむとぞ思う
崇徳院
瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の  われても末に あはむとぞ思う    崇徳院
瀬の流れが早いので、岩にせき止められる急流が
二分されても再び合流するように、
あなたとの仲も今は隔てられていても、将来はまたきっと一緒になれると思う。
 
No.078  淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に
 幾夜ねざめぬ 須磨の関守
源兼昌
淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に  幾夜ねざめぬ 須磨の関守       源兼昌
淡路島から渡ってくる千鳥の鳴く声に、
幾夜目覚めたことだろう、この須磨の関の番人は。
 
No.079  秋風に たびなく雲の たえ間より
 もれ出づる月の かげのさやけさ
左京大夫顕輔
秋風に たびなく雲の たえ間より  もれ出づる月の かげのさやけさ   左京大夫顕輔
秋風にたなびく雲の切れ目から
もれ出た月光の清らかなことよ。
 
No.080  長からむ 心も知らず 黒髪の
 乱れてけさは 物をこそ思へ
待賢門院堀河
長からむ 心も知らず 黒髪の  乱れてけさは 物をこそ思へ       待賢門院堀河
末永く愛すと誓ったあなたの心も当てにできないので、今朝は乱れた黒髪のように、
私の心もあれこれと思い乱れていることです。
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