■ Hello School 中学理科(ハロ理科) No.16 火山と火成岩 ■
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ノートに理解しながら写して、一通り終えたら練習問題で実力を定着させていこうね♪
1.火山
(1)火山
火山…地球の内部にある非常に高温のマグマと呼ばれる液体状の物質が地殻の割れ目などから
    地上に出てくることによってつくられる山。
マグマ…地球に内部にある高温の液体状の物質で、
     地下数十km〜数百kmのところにできる。
     マグマがたまったところをマグマだまりという。

餅盤…マグマが上の地層を押し上げ餅のような形に
    なったもの。

岩床…マグマが地層の中で冷え固まったもの。

岩脈…マグマが地殻の割れ目で冷え固まったもの。
(2)マグマと火山
マグマのねばりけ…マグマの中に二酸化ケイ素が多く含まれるとねばりけが強く、少ないと弱い。

 ねばりけの強いマグマ…噴出時の温度は低く(約700〜1000℃)、冷えて固まると白っぽい岩石になる。
 ねばりけの弱いマグマ…噴出時の温度は高く(約1200℃)、冷えて固まると黒っぽい岩石になる。
ねばりけの強いマグマ
 溶岩が盛り上がって、つり鐘を伏せたような形になる
 ことから、溶岩円頂丘または溶岩ドームと呼ばれる。
 噴火する時は爆発的な噴火になりやすい。
 
ねばりけが中程度のマグマ
 円錐形の形をしていることが多く、成層火山または
 コニーデと呼ばれる。
 噴火する時は爆発的になったり、静かに流れたり、
 決まってはいない。
 
ねばりけの弱いマグマ
 傾斜が緩やかな横に広がった盾を伏せたような形に
 なることから、たて状火山またはアスピーテ
 呼ばれる。
 噴火する時は静かに流れ出る。
 
2.火成岩
(1)火成岩
火成岩
…マグマが地表や地下で冷えて固まったもの。
 火山岩深成岩に分けられる。

火成岩の特徴
 ・粒の形が角ばっている。
 ・かたまりや脈状で発見される。
 ・化石を含まない。
 
(2)火山岩
火山岩…マグマが地表の浅い地下で急に冷やされて固まったもの。
      流紋岩・安山岩・玄武岩
 
火山岩のつくり
斑状組織 石基とよばれるほぼ一様な部分の中に、
斑晶とよばれる大きな結晶が入っている。
流紋岩
 
(石英)安山岩
 
(輝石)安山岩
 
玄武岩
(3)深成岩
深成岩…マグマが深い地下でゆっくりと冷やされて固まったもの。
      花こう岩・せん緑岩・はんれい岩
 
深成岩のつくり
等粒状組織 ほぼ同じ大きさの結晶がかみ合って作られている。
花こう岩 せん緑岩  はんれい岩 
3.鉱物
火成岩には以下のような鉱物が含まれている。
   無色鉱物 有色鉱物
 
  セキエイ チョウ石 クロウンモ カクセン石 キ石 カンラン石
無色・白 白・灰色・
うすい桃
黒・暗褐・暗緑 緑・黒・褐 緑・暗緑 黄褐・うす緑
特徴 不規則に割れる。
六角柱状のものを
水晶と呼ぶ。
板状・柱状で
決まった方向
に割れる。
断面は六角形で
決まった方向に
うすくはがれる。
長い柱状に
割れやすい。
短い柱状に割れ
やすい。
不規則に割れやすく、
ガラス状の小さい粒
のものが多い。
硬度 2.5〜3 5〜6 5〜7.5 6〜7
 
モース硬度計 10
標準鉱物 カッ石 セッコウ ホウカイ石 ホタル石 リンカイ石 正チョウ石 セキエイ トパース コランダム ダイヤモンド
身近な代表物     つめ・銅 ガラス ナイフ やすり      
鉱物の硬さ(モース硬度)
鉱物どうしをこすりあわせて、傷がついた方が硬度が小さい。
※火成岩のまとめ
練習問題
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