■ Hello School 古典 文法 係助詞 かは ■
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かは 疑問反語を示し、種々の語に接続して、文末の活用語が連体形になる。

(1)疑問 [〜か]
 「ここにても、人は見るまじうやは。などかはさしもうち解けつる」と笑はせたまふ。(枕草子・八段)
  (ここでも、人が見ていないとは限りません。どうしてそのように気を許したのですか。)

(2)反語 [〜か、いや〜ない]
 いづくかは歌の、ただものをいふにまさる徳とせん。(無名抄)
  (どのような点で、和歌は普通の文章表現にも勝る美点とするのでしょうか(どこにもない)。)

※疑問・反語
 命は人を待つものかは(徒然草・五九段)
  (人の命は(待ってくれといって)待つものであろうか(あるはずがない)。)
  文末について終助詞的用法と呼ぶが、これを終助詞とする説もある。
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