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か |
…疑問・反語を示し、種々の語に接続して、文末の活用語が連体形になる。 |
(1)疑問 [〜か] 「殿はなにかならせたまひける」など問ふに、(枕草子・二五段) (「こちらの殿はどこの国司になられましたか。」などと問うと、)
(2)反語 [〜か、いや〜ない] 「ひがごとせんとてまかる者なれば、いづくをか、刈らざらん」(徒然草・二〇九段) (間違ったことをしようとして出かけるものなので、どこの(田を)刈らないことがあろうか(どこでも刈るのだ)。)
※疑問・反語 何ごとぞや、童べと腹立ちたまへるか。(源氏物語・若紫) (何ごとですか。子どもたちとけんかでもしたのですか。) 文末について終助詞的用法と呼ぶが、これを終助詞とする説もある。 | |
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