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…主格・連体修飾格・同格・準体法の関係をもち、体言・連体形に接続する。 |
(1)主格…主語になる。 [〜が] まいて雁などの列ねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし。(枕草子・一段) (まして雁などが列をなして飛んでいるのが、とても小さく見えるのは、趣きが深い。)
(2)連体修飾格…連体修飾語になる。 [〜の] 軒近く梅が枝に、うぐひすの、定まりて巳の時ばかり来て、(十訓抄・七−三〇) (軒近くの梅の枝に、うぐいすがきまって午前十時頃にやって来て、)
(3)同格…同格となる。 [〜で] おどろおどろしくとりなしけるが、目驚きて、(源氏物語・蛍) (大げさに書いてある(物語)で、びっくりして、)
(4)準体法…体言の代用になる。 [〜のもの 〜のこと] 四条大納言のはめでたく、兼久がはわろかるべきぞ。(宇治拾遺物語・一−一〇) (四条大納言(藤原公任)の(歌)はすばらしく、兼久の(歌)は悪いのだろうか。) | |
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