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ごとし |
…比況・例示の意味をもち、形容詞ク活用型の活用で、体言・活用語の連体形・助詞につく。 |
基本形 |
未然形 |
連用形 |
終止形 |
連体形 |
已然形 |
命令形 |
活用の型 |
ごとし |
(ごとく) |
ごとく |
ごとし |
ごとき |
○ |
○ |
形容詞ク活用型 | (1)比況…[〜ようだ・〜と同じだ]
ごとし |
走りて坂を下る輪のごとく衰えゆく。(徒然草・一八八段) (走って坂を下る車輪と同じように衰えていく。) |
[連用] |
道に長じぬる一言、神のごとしと人思へり。(徒然草・一四五段) (その道に通じていることの一言は、神と同じものと人々は思った。) |
[終止] |
終[つい]にはかくのごときと悲しさも増さりて、(おくのほそ道) (ついにはこのような(はかない)ものであると悲しさも増してきて、) |
[連体] | (2)例示…[〜ようだ・〜など]
ごとし |
土産[とさん]、粮料[ろうれい]ごときの物をもこひたまへかし。(平家物語・文覚被流) (土産や食べ物なども送ってもらいなさい。) |
[連体] |
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※「ごと」 |
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ごとしの語幹「ごと」だけで連用修飾語のはたらきをする。
そこらの黄金賜ひて、身を変へたるがごとなりにたり。(竹取物語・かぐや姫の昇天) (たくさんの黄金を賜り、見違えるほど(お金持ちに)なった。) | | | |
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