り |
後はたれにと心さす物あらば、生けらんうちにぞ譲るべき。(徒然草・一四〇段) (自分が死んだ後にだれかにあげようと思ったものは、生きているうちに譲るのが良い。) |
[未然] |
つまもこもれりわれもこもれり(古今集・春上) (妻もこもっているし、私も一緒にこもっているのだから) |
[連用] |
二日、なほ大湊にとまれり。(土佐日記・一月二日) (二日、まだ大湊にとまっている。) |
[終止] |
才ある人はその事など定めあへるに(徒然草・五六段) (学問のある人は、その分野のことを論議してあっている時に) |
[連体] |
しつべき人もまじれれど、(土佐日記・一月七日) ((一座の中に返歌を)やってのけられる人もいるのだが) |
[已然] |
吾が下衣失はず持てれ(万葉集・一五・三七五一) (私の下衣を失わずに持っていなさい) |
[命令] |