ぬ |
ひとさかりありなば人にうき目見えなむ(古今集・春上) (盛りが過ぎてしまったならば、老いた醜い姿が一目に目立ってしまうだろう。) |
[未然] |
かぎりなくとほくも来にけるかなとわびあへるに、(伊勢物語・九段) (はるばる遠くまで来たものだなあと嘆きあっていると) |
[連用] |
三河の国、八橋といふ所にいたりぬ。(伊勢物語・九段) (三河の国の八橋という所に着いた。) |
[終止] |
夜中うち過ぐるほどになむ、絶えはてたまひぬる。(源氏物語・桐壺) (夜中過ぎごろに、お亡くなりになってしまいました。) |
[連体] |
わが待たぬ年はきぬれど冬草のかれにし人はおとずれもなし(古今集・冬) (私が待っていない年の方は来たけれど、冬草が枯れるではないが、 離れて去ってしまった人は便りさえよこさない。) |
[已然] |
さらにつかず、立ちね(枕草子・二五段) (ぜんぜん(護法が)つかない。立ちなさい) |
[命令] |