よし |
「うはおそひ着たらむわらはも、まゐりよからめ」(枕草子・八段) (うはおそひを着た童女も参りやすいことでしょう。) |
[未然] |
「ちうせい折敷に、ちうせい高杯などこそよくはべらめ」(枕草子・八段) (ちうせい折敷に、ちうせい高杯などがよろしいかと思います) |
[連用] |
「切りぬべき人なくばたべ。切らん」と言ひたらんは、なほよかりなん。(徒然草・二三一段) (「料理すべき人がいなければください。料理しましょう」と言う方がよりよいに違いないでしょう。) |
[連用] |
夜は、きららかに、はなやかなる装束、いとよし。(徒然草・一九一段) (夜はきらびやかで派手な服装の方がたいそうよい。) |
[終止] |
学びやうは、いかやうにてもよかるべく、(うひ山ぶみ) (学ぶ方法は、どのようにしてもよいのであって、) |
[連体] |
かたち・心ざまよき人も才なくなりぬれば、(徒然草・一段) (容貌や気立てのよい人であっても、学問がなくなってしまうと、) |
[連体] |
をかしきやうにとりなしたるも、まことによけれども、(徒然草・二三一段) (おもしろいように取り計らっているのも、実によいものだが、) |
[已然] |
一門中が世話かくも、みな治兵衛ためよかれ。(心中天の網島) (一族中で世話をやくのも、みんな治兵衛のためによかれ(と思ってのことだ。)) |
[命令] |