■ Hello School 古典 文法 動詞 下一段動詞 ■
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下一段動詞…五十音図のエ段に活用する。「蹴る」の一語だけ。
基本形 語幹 未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形
蹴る ける ける けれ けよ

蹴る
蹴る んとする相撲、(宇治拾遺物語・二−一三)
 (尻を蹴ろうとする相撲取りが、)
 
[未然]
割られ、腰ふみ折られて、をめきさけぶ者おほかりけり。(平家物語・富士川)
 (頭を蹴り割られ、腰を踏まれ折られ、大声をあげて叫ぶ者が多かった。)
 
[連用]
さと寄りて、一足づつ蹴る(落窪物語・二)
 (さっと寄って、一足ずつ蹴る。)
 
[終止]
鞠を蹴る事か。(浮世物語・四)
 (鞠を蹴るということか。)
 
[連体]
円子[まりこ]蹴ればぞ波はあがりける。(源平盛衰記・三七)
 (円子川を蹴ってみると、波が上がったことだ。)
 
[已然]
蹴よ(宇治拾遺物語・二−一三)
 (尻を蹴れ。)
[命令]
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