蹴る |
尻蹴んとする相撲、(宇治拾遺物語・二−一三) (尻を蹴ろうとする相撲取りが、) |
[未然] |
頭け割られ、腰ふみ折られて、をめきさけぶ者おほかりけり。(平家物語・富士川) (頭を蹴り割られ、腰を踏まれ折られ、大声をあげて叫ぶ者が多かった。) |
[連用] |
さと寄りて、一足づつ蹴る。(落窪物語・二) (さっと寄って、一足ずつ蹴る。) |
[終止] |
鞠を蹴る事か。(浮世物語・四) (鞠を蹴るということか。) |
[連体] |
円子[まりこ]川蹴ればぞ波はあがりける。(源平盛衰記・三七) (円子川を蹴ってみると、波が上がったことだ。) |
[已然] |
尻蹴よ。(宇治拾遺物語・二−一三) (尻を蹴れ。) |
[命令] |