私はのんちゃん Part.15
15−1
中島はノンちゃんに会おうと思って、
真冬の寒天の中、その3日間を舞浜駅で
待っていたのである。
3日目の帰り、中島は心の中でこうつぶやいた。
あーあ。深川のやつ、来てくれないかな。
それにしても、さ、さむい。
京葉線の定期を持っていない
中島のおこずかいは減る一方だった。
<了>
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