怠け者 Part.3 (3/5)
次の日。
話を聞いたもう一人のきこりが、その池にやってきた。
ここがあいつの言っていた池か。早速、斧を落としてみるか。
腰につけていた斧を落とした。
すると、池の水が渦を巻き始め、神が出てきた。
おお!本当だったのか!
『お前の落としたのは、金の斧か?それとも鉄の斧か?』
「金の斧です。」
『うそつきめ!では、この金の斧はお前にくれてやる。
だが、それ以上のものはない。お前とお前の子孫にいたるまで、
怠け者として生きるがよい』
そう言って、消えていった。
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