小説 hello学校の怪談 (中学校編) 16/21


 とりあえず、yousuke先生と他の小学生、高校生に連絡。
まずは、イツが高校生のTAKUにTelする。
「…、…、あれっ?繋がらないよ〜。話中みたいだ。」
「どうしたのかな?」

「高校生の人たち、小学生か先生と話してんだよ、きっと。」
「そうかな。じゃあ、先生のとこ、かけてみよう。」

「もしもし、あっ、先生?イツです。…、はい、異常ありました。
教室に軍服のマネキンが出ました〜!みんなでビビってます。
先生の方はど〜なってますか?
…、はい、そうなんですか?でも、そのくらいなら、いいじゃないですか。
こっちは軍服ですよ。差が大きいですね。
…、…、…えっ?そうなんですか?それは恐いですね。
…、はい、また何かあったら、連絡します。」

「先生、何だって?」
「うん、職員室に行ったら、自分の机が荒らされていたらしいよ。」
「ふ〜ん、そうなんだ。でも、なんで荒らされたって、わかるのかしら?」
「そうだね。」
「いつも汚いもんね。荒らされたかどうか判断つかないよ。」

「あと、高校生は音楽室のピアノの鍵盤に、ドロっとした赤いスライムがあったんだって!」
「うそ〜、それっ、こわいよ〜。」
「この先、ど〜なるんだよ。」

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