アルトのポエム
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和泉奈槻 |
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高すぎず 低すぎず ソプラノより低く テノールより高く 丁度良い音色で 心に染み渡る
高すぎず 低すぎず 謙虚というよりは 控えめでした
森は低く歌います 泉の妖精は高く フルートのように歌います そして歌姫のアルト あなたのアルト
もっと大きな声で歌いましょう 主役はあなた、歌姫さん 私も隣で歌いましょう 私があなたを守るから
心に染み渡る 愛おしき
アルトのポエム アルトのポエム
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作品の著作権は作者が保持します。 無断転載を固く禁じます。 | |
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形式…口語自由詩 主題=「生への勇気」
主な表現技法…反復法
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解説 |
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※はじめに 詩というものは、読み方は自由であり、ここで 解説する内容はあくまでも作者・編者の主観に よるものであることをあらかじめ記しておきます。
僕は自分に自信がありません。 だけど「自信を持て」とある人に言われ、勇気づけ られました。 そんなこともあって、「アルトのポエム」という詩を 書きました。 勇気は自分一人ではつけられません。 家族や友達、恋人、人がいてこそつくものです。 アルトはソプラノより低くテノールより高い、控えめ な感じがします。 そこから「自分に自信が無い」という人物が浮かび ました。 そして「私」が歌姫に勇気を与えてあげます。
一言で言えば「自分に自信を持ってください」という 詩です。 ちょっとした恋物語を想像してくださるといいかも しれません。 最後の「アルトのポエム、アルトのポエム」というのは、 余韻が残れば良いなぁと思って繰り返しました。 人は一人では生きてはいけない、ここを読み取って ほしいと願っています。 |
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