※はじめに 詩というものは、読み方は自由であり、ここで解説する内容はあくまでも作者・編者の主観によるもの であることを予め記しておきます。
難しい事は書けませんのでこの詩を書いた時の心境を綴ります。 人に裏切られ悲しく傷つき絶望し、投げやりな気持ちになっていました。 それでも日常は続きます。 そんな中で書いた詩です。
「この世にあるという」という言葉を用いたのは「『ぬくもり』『夢』『思いやり』『真実』なんてそんなもの どこにもあるはずがないと思いながらもこの世のどこかにそれらは存在してほしい」という願いが込め られています。 そしてそれらをただ与えられたいのではなく、自分で育てていく強さも温かさも欲しいのです。
そして最後から二連目の「ささやかでも心があればいい」というのがその『ぬくもり』『夢』『思いやり』 『真実』にかかってきます。 本当に大事なのは心があるかどうかなのです。
何も持っていない私だから何もかも失ってしまった私だから大切なものがわかるのです。 その有難さがよくわかりそれらを心から切望しているのです。
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