生きてる言葉
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LEO |
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春に 桜花ほころぶように 夏に 青葉の目映いように
聞こえる
声なき声に 心はおどる
あなたにそっと 触れたくて
秋の 時雨に濡れるように 冬に 白雪が積もるように
ひとすじの
声なき声に 心はゆれる
あなたをずっと 待ちわびて
その言葉が 耳元で息をして わたしの心を ふるわせる
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作品の著作権は作者が保持します。 無断転載を固く禁じます。 | |
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形式…口語自由詩
主題…「言葉のもつ力」
主な表現技法…対句法
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解説 |
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※はじめに 詩というものは、読み方は自由であり、ここで解説する 内容はあくまでも作者・編者の主観によるものであること を予め記しておきます。
言葉のもつ力というのはとても大きいと考えています。 文章あるいは会話において時や場合によって一喜一憂 するものではないでしょうか。 例えば相手の気持ちを汲み取る場合、表情だけでも理解 することはできるけれど、言葉で受けた場合、嬉しい、 悲しい、怒りなどを直に感じると思います。 詩を読んだ場合でも、その作品に触れて何らかの感情は 芽生えるはずです。 この詩は、言葉に触れて自分に生まれる感情を季節の 風情で表現するとともに、季節(自然)から感じるものも 自分に影響を与えているということを表現したつもりです。
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