*花を抱いて*
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かおる |
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きれいにいきること ゆめをひきつけること 赤い靴とおどりつづけること
こ と こ と こ と・ ・ ・ ・ ・
花を抱いている人
みずをあたえましょう
ふしぎなように とまどうように とろけるように
ふ わ ふ わ ふ わ り ゆ ら ゆ ら ゆ ら り
わたしをよんでいる
えがいてと
て と て と て と て と・ ・ ・ ・
かき寄せる手と 散らしている手と 抱きしめる手と
満開に 咲き誇ってと
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作品の著作権は作者が保持します。 無断転載を固く禁じます。 | |
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形式…口語自由詩
主題…「未来への自分」
主な表現技法…タイポグラフィ
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解説 |
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※はじめに 詩というものは、読み方は自由であり、ここで解説する 内容はあくまでも作者・編者の主観によるものであること を予め記しておきます。
まず、この作品の特徴は見てもわかるとおり、
単語を この描きたい絵にピッタリだと感じたオノマトペ的なもの や自分の好きなものを散らしました。詩を読むことは もちろんのこと、まず目で見て、そして音も奏でながら 作品を味わうことができることです。 「魅せる詩」とも表現できるのかもしれません。 これは現代詩の新しさの1つの特徴と言ってよいかと 思います。
オノマトペ…フランス語で擬音語・擬声語・擬態語の総称。
人を花に例えてみたのかな。 タイポグラフィ的な見せ方で、音と遊んでみました。 目から入ってほしいなと思って作ってみました。 単語から、感じ取られる色とか手触りは様々である けれど、その人にすてきな情景や風景が届いて欲しい と思っています。 それから自分の口に乗せて色々と音を楽しんでもらえ たら嬉しいです。 人を花に例えて未来の自分を描くように水(=知識)を 与え、綺麗(=正直)であれ、夢といっしょにずっとずっと 努力して生きたいなと。
タイポグラフィ…活字の書体や、字の配列などの構成および 表現。
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Windows Media
Playerが立ち上がるので、 画面を小さくするか隠したりして、本文を 見ながら聞くと効果的です。 | |
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