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果物A: |
えー、では果物会議を始めたいと思います。 今回の議題は「これからの日本の果物」についてです。 だれか意見のある人は挙手してください。 |
果物B: |
はい。 昔は果物といえば私とりんごでした。しかし、1991年に大きな事件(1)が起きてからと いうもの、私たちの人口は減少してきています。日本の文化を守るために、もう一度 あの制度を見直すべきだと思います。 |
果物C: |
異議あり! 果物Bは1991年以前からも減少しており、あの事件だけが原因ではないように思わ れます。競争による技術革新や適正な生産量を望む声も尊重すべきかと思います。 そのおかげで私が国内で転換作物としてさかんに生産されるようになったことも 記憶に入れてほしいと思います。 |
果物D: |
競争相手は外国(2)だけに限ったことではありません。私よりも糖度の高いとうもろこし が出回っているじゃありませんか。「野菜のフルーツ化現象」こそ、これからの果物 にとって大きな課題として考えていくべきだと思います。 |
果物A: |
う〜ん、国内のことも、国外のことも考えていかなければいけないようですね。 今やグローバルな時代ですから、地球規模で取り組む必要があるかと思います。 それぞれが世界に通用できる、そんな果物になっていくことがこれからの私たちが 向かう方向なのでしょう。私も100%1つの都道府県で生産されていますが、うかうか してはいられないでしょう。 |
果物E: |
そうですね。 私の花は日本の文化として海外でも定着しているようですし、私は果物Bさんよりも 昔からアメリカとの競争はずっと悩んできました。それでも改善や努力を続けることに よって文化も味も世界に広めたいと思います。 |
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