■ Hello School 社会科 地理(ハロ地理) No.4日本の気候 ■ 
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1.日本の気候の特色
日本のほとんどは温帯に属していて、四季の区別が明確
であり、夏と冬の気候が多く違っている。

日本列島は南北に伸びていることと、季節風や海流の
影響を受けて、地域によってその気候が異なる。

北海道は亜寒帯に属し、冬の寒さが厳しく、梅雨はない。
沖縄は亜熱帯に属しているため、一年中気温が高い。

夏は南東から、冬は北西からの季節風が吹き、その影響
で、夏は太平洋側で雨が多く、冬は日本海側で雪が多く
降りやすい。

梅雨…主に6月上旬から7月上旬にかけて北海道を除い
    て降り続ける長雨。
    オホーツク気団と小笠原気団との間につくられた
    梅雨前線が日本列島の南部に停滞することにより
    もたらされる。

台風…南方海上に発生した熱帯低気圧が発達したもの
    で、日本では7月から10月にかけて多く通る。
    北上する間に強風と集中豪雨をもたらすので、山
    くずれや高潮、水害などの災害を発生させることが
    多い。
     
夏の季節風
冬の季節風
2.各地域の気候
白地図テスト
日本の気候は大きく6つに分けられる。

(1)北海道の気候
 夏は涼しく、冬の寒さが厳しい。1年を通じて降水量は北陸地方に比べると少ない。
 梅雨や台風の影響を受けないのでからっとした天気が多い。太平洋沿岸では
 親潮の影響で春から夏にかけて海上で霧が発生し、海霧と呼ばれる。

(2)太平洋側の気候
 夏は南東からの季節風の影響を受けて雨が多く、蒸し暑い天気が多い。冬は
 北西からの季節風の影響によって山越しに冷たい乾いた風(からっ風)が吹き、
 かわいた晴れの天気が多い。台風の影響を受けやすい。

(3)日本海側の気候
 冬は北西からの季節風の影響を受けて雪が多く、山沿いの地域では豪雪地帯
 となる。夏は晴れた日が多く、気温も高い。

(4)中央高地の気候
 季節風の影響を受けにくいので、1年を通じて降水量が少ない。夏と冬、昼と夜の
 気温の差が大きい。

(5)瀬戸内の気候
 夏は四国山地、冬は中国山地が季節風をさえぎるので、1年を通じて晴れの天気
 多く、雨が少ない。

(6)南西諸島の気候
 沖縄、奄美諸島、小笠原諸島を含むこの地域では1年を通して気温が高く、雨は
 多いが、霜や雪は見られない。
標準問題
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