来 |
また家のうちなる男君の来ずなりぬる、いとすさまじ。(枕草子・二五段) (また家の内に迎えて、通っている婿君が来なくなってしまうのもとても面白くない。) |
[未然] |
いまはもて来ぬらむかし、(枕草子・二五段) (いまはきっともう持ってきているでしょう。) |
[連用] |
また、かならず来べき人のもとに車をやりて待つに、(枕草子・二五段) (また、必ず来るはずの人のところに牛車をやって待っていると、) |
[終止] |
女房の従者、その里より来る者、(枕草子・二四段) (女房の従者、その里より来る者、) |
[連体] |
夜ふけて来れば、ところどころも見えず。(土佐日記・二月一六日) (夜がふけてから(京の都に)来たので、要所が見分けられない。) |
[已然] |
「とく来」と言ひやりたるに、(枕草子・二五段) (「早く帰ってきなさい」と呼びにやっても、) |
[命令] |